初期投資回収でハードスケジュールか
韓国の芸能事情にも詳しいジャーナリストの太刀川正樹さんは「東方神起も結局ギャラで分裂しましたからね。KARAは2010年に200億ウォン(約14億円)稼いだけれども、300万ウォン(約21万円)しかメンバーに払われなかったと韓国では言われています」と話す。
これに対しては、事務所側は昨年(2010年)は各メンバーに月200万円近く払ったと主張しているという報道もある。
「人格の冒涜」が解除理由になった背景については、
「韓国では、08年ごろから少女時代のようなセクシー系ガールズグループが大人気。同じようなグループが幾つもあります。厳しい競争の中、テレビ・新聞への露出を増やすために、もしかしたら過度の接待があったのかも知れません」
また、韓国人ジャーナリストによると韓国では、デビューするまで何年間も事務所が芸能人をサポートする。そのため、デビュー後は長期の契約を結び、それまでにかかったレッスン料や衣食住の費用を回収しようと、ハードな仕事のスケジュールが組まれることもあるという。
韓流コンテンツを扱う出版社の編集者は
「東方神起で韓国芸能界にダーティーなイメージを持ってしまった日本人の韓流ファンにとっては『え?またなの?』という感覚だと思います。でも、あくまでトラブルになっているのは事務所との関係で、KARAのメンバーが不仲だから分裂しそうになっている訳ではありません。そこはファンも分かっていると思います。ただ、もしKARAが日本で活動できなくなったとしても、他の韓国グループがたくさんいますし、K-POPブームはもうしばらく続くのではないでしょうか」
と話している。