「ツイッターストーカー」の酷い実態 異常なリプライ、はては誹謗・中傷

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「ブロックを解除しないと、ただでは済まないぞ」

   取材を進めていくと、東京都内の会社に勤めているあるツイッターヘビーユーザーの女性(47)は、酷いケースを明かしてくれた。

   それによると、女性の友人である40代の独身女性は、ツイッターでここ1か月ほど、かなり年上の無職男性から誹謗・中傷を受けたと訴えている。この男性は、独身女性に恋愛感情めいたつぶやきをしており、ダイレクトメッセージも頻繁に送ってくるため、女性がブロックすると、こうつぶやいたというのだ。

「ブロックを解除しないと、ただでは済まないぞ」

   この男性は、独身女性の友人までフォローしており、ツイッターでこの友人らを巻き込んで誹謗・中傷を繰り返しているのだという。

   さらに、女性のフェイスブックまで突き止め、ツイッターの顔写真と比較して、こう言い放ったという。

「こちらの写真は酷いから、整形してるんだろ。バラしてやろうか?」

   年上男性について、独身女性は、こう悩みを打ち明けた。

「ツイッターで別アカウントを作るたびに突き止められ、『卑怯だ』と非難されるんです。でも、つぶやきはすごく楽しんでいるので、止めたくないんですが…」

   以上のような例は、実生活上のストーカーになっているわけではないが、知人が相手だと悲惨なケースもあるらしい。ヤフー知恵袋では2010年8月13日、20歳以上も年が離れた妻子ある知人男性が、ブロックしてもストーカーまがいのつぶやきを続け、実際に待ち伏せなどもされたとの相談が寄せられていた。

   ちなみに、社員2万人がツイッターを始めたと話題になったソフトバンクでは、個人情報を気にするなどして4%ほどの社員が利用していなかったというが、広報担当者は「特にストーカーの報告は受けていません」と話している。

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