ガソリン車の低燃費競争激化 トヨタが新型ヴィッツで猛追

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1リットル当たり30キロも目前

   一方、トヨタは2010年12月22日にヴィッツをフルモデルチェンジ。1999年の初代から3代目となるモデルで、こちらも従来モデルに比べ20キロの軽量化と高効率エンジン、アイドリングストップなどを組み合わせ、26.5キロを達成。軽を除く小型車としては、ガソリン車の首位に立った。

   大手自動車メーカー関係者によると、「新型ヴィッツはライバルのマーチを抜くことが至上命題だった。一歩でも半歩でもリードしなければトヨタは発売できなかった」とされるだけに、わずか0.5キロでもマーチを超えた意義は大きいようだ。ヴィッツはアイドリングストップのないモデルでも、24キロと従来モデルより燃費を約20%向上させた。

   ダイハツはムーヴよりコンパクトで、HV並みの低燃費(30キロ)を実現した軽乗用車「イース」を2011年に発売する予定で、今回の27キロはその通過点に過ぎない。マツダも30キロ走る小型車デミオを2011年前半に発売する予定で、ガソリン車の低燃費競争がリッター30キロの大台を超え、2011年も激化するのは間違いない。

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