2010年の投資信託4%増 運用成績は振るわず

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   2010年末の公募型投資信託の純資産残高は、前年末に比べて4%増の63兆7201億円となり、2年連続で増えた。投資信託協会が2011年1月17日に発表した。

   外国債券や不動産投資信託(REIT)で運用する商品が好調で、個人の購入が目立って増えた。投信の設定額から解約・償還を差し引いた年間の資金流入額は、前年の2倍にあたる6兆213億円で、7年連続の流入超だった。

   半面、急速な円高などで運用成績が悪化して損失が出た投信もあった。運用成績は振るわず、公募投信全体の運用増減は3兆7564億円の減少となり、2年ぶりに悪化した。

   その結果、純資産総額は資金流入額ほど伸びず、2兆2649億円の増加にとどまった。

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