病院が2時間待ちで、一度帰宅し救急車呼ぶ
「市消防局によると、容疑者からの通報は09年3~9月で計約180回にのぼり、うち約80回で救急車が出動。救急隊員が駆けつけると、自宅のドアを開けず、『帰れ、アホ』などと暴言を吐いたりした」(産経新聞09年10月6日)
また、和歌山市では、
「搬送途中にコンビニエンスストアに立ち寄るよう指示する悪質なケース」「台所に出てきたヘビの駆除をしてほしい」
といったものも消防局に来ていると同紙は書いている。
診察の待ち時間を短縮するための裏技を考えた人もいる。
「けがをしたという女性が運び込まれた。足の軽傷。実はこの女性は、少し前に同病院の救急外来を訪れたが、2時間待ちだったため、一度帰宅し救急車を呼んだのだった」(新潟日報10年3月31日)
高松市消防局は軽症なのに救急車を呼ぶ人が増えたため適正な利用をしてもらう運動を始めた。