「子どもたちに最もよい使い道考えたい」
子供の家は戦後間もない頃に建てられ、当初は太平洋戦争で親を亡くした子どもたちを世話するのが目的だった。現在では40人の子どもたちが暮らしていると担当者は説明する。
手紙に書かれていた「伊達直人」の「父」について、担当者自身に心当たりはない。ただ「半世紀前」というのが、ちょうど子供の家が「女子専用」の施設に変わった時期と重なるという(現在は男女の子どもが対象)。その頃に在籍していた人物を探せば、伊達直人の父、さらには本人の「正体」が分かるかもしれない。
金の塊はまだ子供たちに見せたり、話したりはしていないそうだ。仮に純金だとすれば100万円ほどの価値があると言われるが、担当者は「理事長をはじめ施設内でよく話し合い、子どもたちにとって最もよい使い道を考えたい」と話している。