「大手事務所の顔を潰し、復帰は困難」
沢尻さんの芸能活動復帰を後押ししていたのがエイベックスだ。エイベックスは沢尻さんの新所属事務所として名乗りを挙げていたが、その条件が高城氏との離婚だった、という説がもっぱらだ。復縁したとなれば、沢尻さんはエイベックスとの約束を反故にしたことになる。
芸能評論家の肥留間正明さんは、
「一時は『沢尻は高城の顔も見たくない』とか『高城が沢尻の金を使った』といった高城氏の誹謗中傷に近い報道が一杯出ていたが、それは周囲が高城氏を悪者にしてとにかく別れさせたかったということ。沢尻の方も、離婚の意思をメールで伝えたりといった非常識なやり方までして、とにかく別れて一件落着という考えだった。だけど、夫と話し合っている内にミイラ取りがミイラになってしまったのでしょう」
と語る。そもそも沢尻さんが前所属事務所を解雇されたのは、高城氏が事務所を通さずに沢尻さんの広告契約を結んだからだとされており、高城氏との離婚は事務所にとっては譲れない条件だったと推測する。
「今回の復縁でエイベックスの顔を自ら潰してしまった。元に戻ったと言うことで、周囲も呆れかえっていると思いますよ。タレントとしての信頼を失ってしまいましたね。そもそも、『別に……』と言って映画1本ダメにしていますから、もうテレビやCMでは危なっかしくて使えませんよ。沢尻はもうこういう状況が2~3年続いているけど、芸能界は新しい人がどんどん出てきますし、そのうち『そんな人もいたな』ということになるのでは。これだけ芸能界の大手の顔を潰してきたのですから、仏の顔も三度まで、です」
と話している。
1月12日付けの東京スポーツが1面で沢尻さんの復帰について報じている。沢尻さんは2011年夏にも芸能活動を再開する意向で、歌手としては、どこの芸能事務所にも所属せず、「ストリートミュージシャン」として活動し、CDの手売りなども検討されているという。こんな復帰方法しかないのかもしれない。