JALパイロット獲得競争始まる アジアでLCC採用に名乗り

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スカイマークは200人以上の応募がありすでに約50人採用

   さらに、朝鮮日報では、

「最近、中国の航空会社がアジア地域のパイロットを獲得しまくっている。こうした状況から、再就職市場に出るJALのパイロットを獲得するための競争は激しくなるだろう」

との業界内の見方を伝えている。

   ただ、転職先が国内の航空会社であったとしても、待遇が大幅にダウンするのは同様だ。

   国際線への参入を表明するなど拡大路線をとっているスカイマークは10年12月1日、JALを退職したパイロット約120人を採用すると発表。西久保慎一社長が10年12月21日に外国特派員協会で行った講演で明らかにしたところによると、200人以上の応募があり、すでに約50人を採用。さらに150人程度を採用する予定だ。

   スカイマークでは、採用条件や待遇面でJAL出身者が優遇されることはないといい、スカイマークが公表している有価証券報告書によると、10年3月末のパイロットの平均年収は803万7000円。一方、JALで11年1月にスタートする新給与体系では、約1800万円のパイロットの年収が1200万円にまで引き下げられるものの、再就職で年収大幅ダウンは避けられない。

   JALを離れたパイロット700人のうち、何人が実際に再就職に成功したかは明らかではないが、JAL広報部では「再就職支援は、誠心誠意行っている」とコメント。具体的には、主に海外航空会社のパイロットとしての再就職を支援するためのウェブサイトを社内ネットワーク上に立ちあげたり、メールでも個別に再就職先を斡旋したりするなどの対応を行っているという。

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