「笑っていいとも!」「オレたちひょうきん族」などの人気番組を手掛けた元フジテレビ・ゼネラルプロデューサーの横澤彪さんが2011年1月8日、73歳で亡くなった。訃報が報じられてから一夜明けた10日、ネットには横澤さんを追悼する書き込みが多数寄せられている。
横澤さんは1963年にフジテレビに入社。数々の人気バラエティ番組に関わり、「横澤番組」は、ビートたけしさんや明石家さんまさん、島田紳助さんら、現在のお笑い界の大御所を多数輩出した。80年代には「オレたちひょうきん族」や「森田一義アワー 笑っていいとも!」などを手掛け、今に繋がる日本のバラエティ番組の礎を築いた。
ダイノジ大谷「横澤さん、安らかに」
横澤彪さんを追悼する書き込みが相次いでいる。(2008年撮影)
1995年にフジテレビを退社してからは、吉本興業役員などを歴任。しかし、2006年に医師から悪性リンパ腫を告げられ、一時は入院して抗がん剤治療を受けたこともあった。最近は定期的に通院しながらも、日常生活をほぼ普段通りに送っていたという。しかし、11年1月7日に肺炎をこじらせ、帰らぬ人となってしまった。
吉本興業所属のお笑いコンビ、ダイノジの大谷ノブ彦さんは1月10日、ブログに「横澤さん、安らかに」という記事を掲載。横澤さんとは色々な思い出があるという。
横澤さんが吉本興業にいたころ、一緒にテレビ局への挨拶回りをしてくれたことがあり、とても嬉しかったそうだ。「まだ俺は影響力があるんだと力を誇示したかったのかもしれない。いや、多分…不憫な俺らに同情してくれたのかもしれない」と書いている。