「子供へ寄付」タイガーマスク運動広がる 「日本も捨てたものでない」と称賛の声

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プラモデルや現金贈られるケースも

   年が明け11年1月5日に神奈川県小田原市の児童相談所にも、やはり「伊達直人」からランドセル6個が、7日には沖縄でもランドセル3個が寄付された。ランドセル以外のものも寄付されており、厚木市の児童相談所にはプラモデルなどのおもちゃ、静岡市の児童養護施設には「お年玉」として現金10万円が贈られている。

   タイガーマスクの正体は不明だ。当初は特定の個人が行っているものと見られていたが、寄付の方法がケースごとに違うことなどから、不特定多数の人物による行動との見方が強まっている。小田原市のケースでは「タイガーマスク運動が続くとよいですね」という手紙が添えられていたという。

   ネットでも大きな注目を集めており、ヤフーニュースのコメントランキングでは、1月10日正午現在、時事通信社のタイガーマスク関連記事が1位。「善意の輪が広がる事は、素晴らしくて心が温かくなりますね」「まだまだ日本も捨てたものではないなと思う」と称賛するものや、「本当に困ってる人たちに手を差し伸べる これが本当の子供手当てじゃないでしょうか どうでしょう、伊達直人さんならぬ菅直人さん」といったコメントが約2500件寄せられている。

   「タイガーマスク」の話題は、テレビのワイドショーもにぎわせている。1月10日放送の「おもいっきいりDON!」(日本テレビ系)では、関連ニュースが番組内で伝えられると、出演者らが声をそろえて「かっこいい」と反応していた。司会の中山秀征さんは、「子供の頃、(タイガーマスクの漫画やアニメを)見てましたから。(歳は)いくつぐらいの人なんでしょうね」と関心を示していた。

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