ホンダのNSX後継スポーツカー HVかEVか、噂が乱れ飛ぶ

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   ホンダが「ポストNSX」ともいえる次世代スポーツカーの開発に向け、具体的な検討を始めた。時代を先取りした環境対応と走行性能を両立した革命的なクルマとなるのは間違いない。

   V型エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドカー(HV)が最有力とみられるが、電気自動車(EV)となる可能性も高い。ホンダは燃料電池(FC)車の可能性も示唆するが、自動車業界やエネルギー業界ではFC車の開発熱は冷めており、実現の可能性は低いとみられる。

発売は早くて3~4年後?

   発売は「早くて3~4年後」とされ、HVかEVか、はたまたプラグインハイブリッドか、ファンにはニューモデルの登場が今から楽しみだ。

   高性能スポーツカーはホンダの「DNA」であり、先進性の象徴だ。1990年に量産車として世界初のオールアルミ・モノコックボディをまとって登場したNSXは、ミッドシップエンジンの本格スポーツカーで、伊フェラーリ、独ポルシェなどと並ぶ日本初のピュア・スポーツとして名声を得た。NSXは約15年間にわたり、世界累計で1万8000台以上が市販される長寿モデルとなったが、2005年12月末に生産中止となった。

   生産終了当時、ホンダは「NSX後継モデルに関しては、ホンダの最新技術を採用した新たなスポーツカーとして、現在開発を進めている」とコメントしていた。しかし、2008年9月のリーマン・ショック以降の急激な景気減速で、ホンダはF1の撤退とともに、NSX後継車の開発も中止。09年6月末には、ホンダのスポーツカーとして最後まで残っていたFRのオープン2シータークーペ「S2000」の生産を中止。ホンダから本格的なスポーツカーが姿を消していた。

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