菅直人首相は2011年1月4日の年頭記者会見で、「今年は『政治とカネ』の問題にケジメをつける年にしたい」と強調した。
政治資金規正法違反の罪で強制起訴される見通しの小沢一郎元民主党代表を 念頭においたものと見られる。
小沢氏が強制起訴された際には、
「政治家としての出処進退を明らかにして、裁判に専念されるのであれば、そうされるべきだ」
と述べ、議員辞職をも視野に入れるべきだとの考えを示した。
消費税の増税議論開始に前向き発言
また、小沢氏が条件付きで出席を表明した衆院政治倫理審査会についても、
「(小沢氏は)自ら説明すると要っている。その言葉どおりの行動をとって欲しい」
と要望した。
消費税の増税については、
「消費税を含む税制改革を議論しなければならない」
とし、与野党での協議を呼びかけた。