テレビも電話も冷蔵庫もない
カードキーでドアを開けると、まず視界に入ったのはダブルベッドだ。逆に言うと、部屋の大半をベッドが占拠しており、荷物を床に広げると、文字通り足の踏み場がなくなってしまう。「ベッド以外は何も無い」と言って良い。部屋には折りたたみ形式の作業机、貴重品を入れるための金庫が備え付けられているものの、テレビも電話も冷蔵庫もない。通常のホテルでは、トイレと浴場が一体になっているが、このホテルにあるのはトイレとシャワールームのみ(お湯は出てきた)。コスト削減ぶりは、徹底している。
だが、前出のキャッチフレーズのように、ベッド自体は快適だ。「1階にあるコンビニでビールを買って、ネットサーフィンをして寝る」という過ごし方をする限りでは、特に大きな問題はない。
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」には、320件以上の口コミが寄せられており、67%の利用者が、このホテルを推薦している。コメント欄には、
「空港から近い」
「トランジットにぴったり」
「ちょうどエア・アジアのようだ。ローコストだが、がまんできる」
といった、アクセスの良さを評価する声が多い。記者も、同様の感想を持った。