食事、飲み物、毛布、アイマスク有料 「自分で事前に調べる」ことは必須 
(連載「LCC革命の衝撃」第2回)

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毛布、空気まくら、アイマスクセットが1000円

事前に700円で予約した機内食が配布された。ビール・飲み物は別料金だ
事前に700円で予約した機内食が配布された。ビール・飲み物は別料金だ

   定刻の22時30分頃、クアラルンプールから便が到着。報道陣がいっせいに到着便に駆け寄るが、出国審査を通過した後の待合室では、特に記念セレモニーが行われるでもなく、係員は淡々と搭乗ゲートの準備を進めていた。このあたりも、LCCらしさだ。

   ただ、初便だということもあって、真っ赤な制服に身をつつんだCAを撮影する乗客も多かった。

   搭乗が始まったのは、クアラルンプールからの便が到着して45分後の23時15分過ぎ。飛行機はエアバスA330型機で、ビジネスクラスとエコノミークラスを合わせて377席。エコノミーは掃除がしやすいように、シートは革張り。だが、座席間隔は78.5センチあり、他社と比べても特に狭いとは感じなかった。座席前のシートポケットには、機内食のメニューや、「安全のしおり」、機内誌などが備えられている。機内誌の表紙には「持ち出さないでください」といった旨の表記があった。こんなところでも、コスト削減が徹底されている。

   定刻の23時45分には出発の準備が整ったようで、CAがカウンターでカチャカチャと乗客の数を数える中、機長のアナウンスが始まった。乗客の多くが日本人で、満席とはいかないまでも、8~9割の座席は埋まっていた。

   ほどなく機体は離陸し、事前に1000円で予約してあった「快適キット」の配布が始まった。毛布、空気まくら、アイマスクがセットになったもので、機内では大変に重宝した。だが、それなりにかさばるため、渡航先で持てあます可能性も高いと感じた。機内で使い捨てにするという選択肢もありそうだ。

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