APF通信社代表の山路徹さん(49)が、「不倫」相手と認めたタレント麻木久仁子さん(48)の婿養子になっていたことが様々な憶測を呼んでいる。山路さんは、「娘さんの問題があるから」と多くを語らなかったが…。
前妻のタレント大桃美代子さん(45)に疑われたのも、山路さんの本名が麻木さんの本名である「松本」姓になっていたことからだ。
「麻木久仁子さんの娘の問題がある」
ミャンマーで2010年11月に潜入取材を試みて拘束されたとき、この姓で報じられたのがきっかけだった。その後、大桃さんが理由を尋ね、山路さんは、麻木さんと直前まで婚姻関係にあったことを認めたのだ。
山路さんは、いわば婿養子になったことの理由として、2010年12月26日の会見で、プライベートなこととして詳しい説明を拒んだ。ただ、「(麻木さんの)娘さんの問題があるから」とだけは明かした。
マスコミ報道では、山路さんが紛争地取材に当たって、素性を知られないようにするのに都合がよかったこともあるのでは、との観測も出たが、真相は定かではない。
また、麻木さんとの結婚生活についても、不思議なことだらけだ。なぜか麻木さんと同居はせず、麻木さんの娘の顔もほとんど見たことがないというのだ。
麻木さんは、大桃さんから暴露されて初めて、山路さんとの婚姻関係を認めており、結婚については言いたくなかった様子だ。山路さんも、麻木さんとの結婚時期について、麻木さん側から説明があるとして、なぜか説明を拒んでいる。麻木さんと1か月ほど前に離婚した理由についても、ミャンマーの拘束事件もあって、一緒にやっていくのはつらいと考えたとの説明に留まっている。
こうしたことには、何か特別な事情でもあるのか。
家庭内の事情がややこしかった?
婚姻事情に詳しいある弁護士は、山路徹さんが婿養子になった理由について、麻木久仁子さんの娘が関係した可能性はあるとみる。
「娘さんが学校を出たり就職したりするまでは、その姓を変えないように配慮したことは考えられます。また、娘さんが実の父親を慕っていたから、というのもありえますね。つまり家庭内の事情がややこしかったということです」
とはいえ、別の理由も考えられると指摘する。
山路さんは会見で、麻木さんの個人事務所代表として報酬を受け取っていたほか、事務所名義のマンションや車をプライベートでも使っていたことを明らかにした。こうした「大人手当」を受けるため、何らかの理由で麻木さんの姓を名乗る方が都合よかった可能性もあるという。
もちろん、海外取材でジャーナリストの身分を隠す理由も否定できないとしている。
別居するなど不思議な結婚生活については、こうみる。
「同居していなくても、夫婦間の愛情はあったと思いますよ。そうでないと、『大人手当』などは考えられませんから。麻木さんは、山路さんに億単位ぐらいのお金をつぎ込んでいるようですから、離婚したのは、その問題でもう限界と感じて愛情が冷めたこともあるかもしれません。結婚時期について明らかにできないのは、大人手当の事情のほか、大桃さんへの配慮がある可能性もあります」
麻木さんの所属事務所では、担当マネージャーが「個別取材は受け付けていません。マスコミの方には、後日代理人の弁護士が説明すると伝えてあります」と話している。