徳島県の田舎の洋菓子店が作った  「食べられるiPhone」大人気

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「iPhone」そっくりに作られた手作りクッキー、「食べられるiPhone」が人気を集め、注文が殺到している。注文を受けてから作り始めるため、時には3ヵ月待ちということもあるそうだ。徳島県の田舎の洋菓子店が作ったクッキーがなぜそんなに有名になったのか。

   徳島県板野郡藍住町にある洋菓子店「グリーンゲイブルス」の店主・工藤久美子さんが友人から頼まれ、このクッキーを作ったのは2008年10月。2010年2月から注文が大量に舞い込むようになった。

勝間和代、広瀬香美が「ツイッター」やブログで紹介

「食べられるiPhone」が話題になっている
「食べられるiPhone」が話題になっている

   「グリーンゲイブルス」は、ウエディングケーキやギフト用クッキーの店で、注文を受けてから手作りして販売する。2008年10月に友人から、アップル社の携帯デジタルプレーヤー「iPod touch」そっくりなクッキーを作って欲しいと頼まれた。「iPod touch」がよくわからなかった工藤さんは、「iPhone」を参考にクッキーを作った。間違いでも友人は喜んでくれたが、工藤さんはその後「iPhoneクッキー」の存在は忘れていた。

   2010年1月、東京から「iPhoneクッキーを作ってほしい」という注文の電話があった。「なぜ知っているの?」と尋ねると、「ホームページで見た」という。工藤さんは08年10月のブログに「iPhoneクッキー」の写真をアップしていたのだ。

   さらに思いがけない事が起こる。注文者は「iPhoneクッキー」を経済評論家の勝間和代さん、歌手の広瀬香美さんにプレゼントしていた。二人はクッキーの可愛らしさに感激し、「ツイッター」やブログで紹介、ネットで一気に広まった。すると10年2月以降、注文が殺到し始めた。

   「iPhoneクッキー」には「iPhone」を販売しているソフトバンクの孫正義社長も反応。10年3月にはソフトバンク創設30周年記念パーティーが催され、孫社長は工藤さんを招待した。孫社長に「iPhoneクッキー」とは別に自作の「iPhoneケーキ」を渡すと、「こういうのが一番嬉しいねぇ」と喜んだという。

姉妹サイト