「モータースポーツ」の趣味も関係?
山路徹さんは、なぜこのように多額の金銭的支援を必要としていたのか。
報道によると、テレビ不況などの影響もあって、戦争ジャーナリストを抱えるAPF通信のような独立系ニュース通信社の懐事情は苦しかったという。麻木久仁子さんは会見で、「お仕事面で心から尊敬しており、二人三脚で歩いてきたつもりです」と話しており、こうした状況に同情して支援していた可能性はあるかもしれない。
一方、山路さんのツイッターでは、自己紹介欄に、趣味は「モータースポーツ」とある。国際ラリーライセンスも所持しているといい、「目指せWRC!」と国際的に有名な世界ラリー選手権への夢も明かしている。麻木さんが負担したという車代とは、こうした趣味の活動と何か関係があるのだろうか。
本人は、京都市内で2010年12月23日に行った講演に際し、報道陣に対し、大桃美代子さんの会見で全体のことを知ったうえで会見するとして、「ただ1つ言えることは、今回の件で悪いのは私です」と言うに留まっている。
APF通信のスタッフは、J-CASTニュースの取材に対し、「会見の予定はまだ立っていませんが、本人はいつかやりますと言っています。金銭的支援については、個人のことですので、本人でないと全然分かりません」と言っている。個別取材には応じていないという。
麻木さん側の弘中惇一郎弁護士は、取材に対し、「記者会見で発表した通りです。それ以上にお話しすることはありません」と話している。