週刊ポスト「水嶋ヒロ受賞は八百長」 事実無根とポプラ社は抗議

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奄美への賞金寄付報じた週刊女性にも抗議と明かす

   ポプラ社の宣伝広報課では、J-CASTニュースの取材にも答え、水嶋ヒロさん側からの売り込みを改めて否定。社内で否定的な意見が多かったこともなく、発言力のある人物のプッシュもないとした。

   また、印税支払いについて、ヒロさんに規定額を支払い、その他の支払いは一切ないとしている。小説の手直しについては、「著者と編集者のあいだで、ブラッシュアップの作業を行いました」とだけ言っている。

   これに対し、小学館の週刊ポスト編集部では、「ポプラ社から現時点で『抗議書』は届いておりません。また、小誌1月1日・7日合併号の記事につきましては、関係者に十全な取材を尽くしており、記事の内容には自信を持っております」とコメントしている。

   受賞を巡っては、週刊女性が2011年1月1日号で、ヒロさんが豪雨被害に遭った奄美大島に賞金から500万円を寄付したと報じているが、この記事についても、ポプラ社宣伝広報課が、J-CASTニュースの取材に対し、同誌側に抗議したことを明らかにした。

   記事では、同社の坂井宏先社長が寄付の発言をしたと一部スポーツ紙が報じたことが、後に本の現物支給に訂正して発表されたとし、支給が「ありがた迷惑」だとする一部島民の声を伝えている。

   J-CASTニュースの取材に、ポプラ社は、週刊女性が「事実と異なる報道をした」としているが、それが何についてなのかはまだ明らかにしていない。

   なお、ポプラ社は、10年11月1日の受賞会見でマスコミに配布したお知らせ文で、辞退のあった賞金の使い道は同社に任されたとして、各地の図書館への本の寄贈などに賞金を使うことを明らかにしている。同社宣伝広報課では、取材に対し、ヒロさんから奄美大島への寄贈の希望があったり、同社でその希望を聞いたりしたことはないと答えており、記事がヒロさんの意向による寄贈と読めることに抗議した可能性はある。

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