映画「最後の忠臣蔵」米国公開が延期 英語版タイトルに異議

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ハリウッドでのプレミア試写会で絶賛されていた

   「忠臣蔵」といえば、歌舞伎や人形浄瑠璃、映画にドラマなどで何度も上演されている時代劇の定番。赤穂浪士が仇敵・吉良上野介邸に討ち入った12月14日には、東京・泉岳寺と兵庫県赤穂市で「義士祭」が行われ、毎年多くの観光客などでにぎわう。日本人にはなじみ深い。

   映画「最後の忠臣蔵」は、仇討ちから16年後、主演の役所広司演じる、討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門と、真実を後世の伝えるために生き残った寺内吉右衛門(佐藤浩市)の、死ぬことを許されなかった二人の武士のすがたを描いた。

   じつは、この映画は2010年10月に米国ハリウッドでのプレミア試写会で上映、絶賛されていた。今回の日米同時公開も、そこでの高い評価を受けて決定したものだった。

   ワーナー映画は「関係者一同、作品への評価によって勝ち取った(同時公開)だけに、実現できなかったことは残念ではあります。ただ、それによって作品の評価が落ちるものではありません。異議についても私たちの主張が理解してもらえると信じています」と話す。

   日本では予定どおり、あす12月18日に公開。米国でも新たな準備を進めており、早ければ2011年1月中旬にも公開できそうだ。

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