日本銀行は、新たな金融緩和策として導入した上場投資信託(ETF)の「資産買入等の基金」による買い入れを、2010年12月15日に実施した。初回の購入額は142億円。11年末までに4500億円を買い入れる計画だ。
日銀がETFを買うことで投資家への安心感が広がり、株式や投資信託などの取引が活性化することが期待されている。
日銀はすでに国債や社債、コマーシャルペーパーの買い入れを進めている。今後は不動産投資信託(J-REIT)を、約500億円まで買い入れる計画、資産買い入れ策は、総額5兆円規模になる。