トヨタとホンダが新興国向け専用車開発 現代やタタの格安車に対抗

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

スズキや現代は約37~56万円の価格帯

   ホンダの伊東孝紳社長は「ホンダがこれまでアジアにおける二輪事業で培ってきた経験を生かしてコンパクトで高効率なパッケージングの小型車を提供し、アジアのより多くのお客様にモビリティーの楽しさを広げていきたい」と語った。ホンダは鋼板をはじめ、現地調達の材料や部品を多数採用。販売価格はタイで40万バーツ(約111万円)前後だが、インドでは50万ルピー(約93万円)以下に抑えるという。

   インドの乗用車のシェアは、進出が早かったスズキが47%を占めてトップ。現代が16%、タタが13%、米GMが5%、米フォードが4%などと続き、トヨタ、ホンダはともに3%で、現代やタタの後塵を拝している。

   インドのタタの最安モデルはナノの14万ルピー(約26万円)で、スズキや現代は20~30万ルピー(約37~56万円)の価格帯で続く。これに対して、トヨタのカローラは現地で200万円もする高級車で、「インドでは高すぎた」という。

   トヨタやホンダのエントリーカーが90万円台で購入できるのは魅力的だが、エンジンや内装など細部が日本仕様と異なる。このため、トヨタは「インド向けに開発したエティオスを現時点では日本で販売する計画はない」という。

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