復帰したお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さん(40)は懸命にレギュラー番組を引っ張っている。ただ、撮影の最中に岡村さんは「主治医からゆっくり(仕事をやるように)って言われているんですよ」などといい、本当とも取れる悲鳴を上げたため、「痛々しい」という声も上がっている。
出演したのは2010年12月11日放送のフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」。この日の放送は、岡村さんの病気療養中の穴を埋めるために選ばれた番組の新メンバー5組7人がこれからメンバーとしてやっていけるのか、復帰した岡村さんが再審査するという内容だった。
「主治医から飛ばしたらダメですよって、言われている」
番組で岡村さんは「めちゃイケ!」新メンバーのお笑いコンビ「ジャルジャル」の寝込みを襲い、2人の鼻をクワガタに挟ませた。岡村さんはこれを4分4秒耐えた「記録」を持っていて、2人が耐えられるかで合否を決めようとした。
結果は福徳秀介さんが8秒、後藤淳平さんが1分7秒だった。耐えた時間があまりに短いため、二人をバカにした岡村さんに対し、福徳さんが「見本を見せてください」と詰め寄った。岡村さんは相当焦った表情で
「ほんまに、主治医からほんまに、最初飛ばしたらダメですよって、言われている。ほんまにあかんねやて」
と拒否したが、結局はクワガタに鼻を挟まれることに。1分も持たずにギブアップし、大量の汗と涙を流した。
次は女性お笑いコンビ「たんぽぽ」を氷の入った水槽に転落させるというドッキリを仕掛けた。どれくらい寒さに耐えるかで合否を決める企画だったが、転落後のリアクションが悪いという理由から、お手本としてタレントの光浦靖子さんを水槽に落とそうとした。しかし、水槽に落ちたのは突き飛ばされた岡村さんだった。
岡村は息も絶え絶えに叫んでいた
岡村さんは必死の形相で水槽から出てお湯に浸かると
「こんなん、ほんまにダメなんですよ。これはいかん。ほんまに主治医ビックリしますよ。ほんまにね、ほんまにね、ゆっくりって言われているんですよ」
と息も絶え絶えに訴えた。
そしてファッションモデルの敦士さんには、熱湯に入れたティーバックを背中やお腹に落としリアクションを見ようとした。熱さで身もだえした後にモデルらしいポーズを決め、岡村さんもこれにチャレンジ。ティーバッグのほか熱湯も掛けられ、のたうち回った後にポーズを決め、こう叫んだ。
「こんなんやっていたら、ズル休みしていたと思われる!」
これがシナリオ通りなのか、それともアドリブのギャグなのかはわからないが、番組で終始ハイテンションな岡村さんを見てネットで「岡村隆史完全復活やなあ」などと喜ぶファンがいる一方で、
「見てる側としては痛々しかったよ」
「いきなりあんなに精神的にも肉体的にも負担かけて・・・あーあ」
「無理させないでください 主治医はスタッフを怒れよ」
などと心配する声も多く出ている。