注目の民主役員会は「玉虫色」結論 「幹事長一任」でも分裂含み

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「菅総理年明け退陣」説も出る

   その茨城県議選(定数65)の民主の結果は、23人の公認候補を擁立したものの、現職候補2人が落選するなど獲得議席は現有議席数と同じ6議席にとどまった。約4分の3が落選した形だ。一方、自民は公認だけでも36人中33人が当選し、過半数を確保した。民主の結果については、「惨敗」(産経新聞)、「多くの選挙区で大敗」(読売新聞)などと報じられている。

   党派別の得票率をみても、自民の約39%に対し、民主は17%と半分以下だ。町村部にいたっては、自民59%対民主18%と、民主は3分の1にも達していない。11年春の統一地方選を前にして、民主に暗雲が立ちこめていることが改めて確認された形だ。

   「次は前原か岡田」――。注目の民主役員会があった12月13日、首都圏などの書店に並んだ週刊現代最新号(12月25日号)は、「菅総理 年明け退陣へ」などの見出しで、「後任」の名前が具体的に挙がっている現状を報告した。

   現代記事は、11年1月13日の民主党大会で「菅辞めてくれコール」が一斉に起こり、「否応なく、退陣を余儀なくされる」と指摘する。さらに、「次が誰か」について党内では、前原誠司外相と岡田克也幹事長の名前が挙がっている、という。前原氏については、「影の首相」ともささやかれる仙谷由人官房長官の「イチオシ候補」。岡田氏は、「どこの党派にも属さないニュートラル」さが買われ、「渡部恒三氏ら長老の間」で名前を挙げられているようだ。

   茨城県議選の「惨敗」が決まった今、小沢氏の予想通り「地方から火」が噴き出すのだろうか。民主党は11年春の統一地方選を菅総理のもとで戦うのか、「次の顔」で臨むのか。「中央からの火ダネ」も含め、民主党の不安定飛行が続く。

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