連絡が途絶えていた知人と交流が復活
年賀状は、交流のバロメーターにもなりうる。M1・F1総研の調査によれば、「友人・知人と交流がなくなったと思うとき」との質問に対して、「年賀状のやりとりがなくなったとき」という人が多かった。M2、F2層では、実際に会う機会が減ったり、携帯メールのやり取りがなくなったりした場合よりも、年賀状交換がなくなる方が「交流断絶」の決め手になるようだ。M1、F1層も、ツイッターやSNSといったネット上の関係が途切れるより、年賀状のやり取りが絶えることで、交流がストップしたと感じる人がずっと多い。
年賀状を出す人は、積極的に人間関係を広めたいタイプとの結果も出た。一時連絡が途絶えていた知人と交流が復活したり、人脈を広げるきっかけとなったりという効果もあるようだ。人とのつながりや絆を強めるうえでは、手軽なネット上のメール交換よりも多少手のかかる年賀状を送りあうことが大切だ。そんな考えが年齢を問わずに浸透しているようだ。