市議から「バス事業が公営である必要あるのか」との声
市が10年8月末に公表した調査報告書によると、経路ミスをした16人の運転手に対して原因を聞いたところ、「漫然と運転、うっかり、気のゆるみ」「思い込み」「運行指示書の確認不足」といった答えが大半だ。
9月14日の市議会でも小林隆交通局長が
「経路誤りはすべて運転手のうっかりミスによって発生しており、その背景として、業務へのなれや緊張感の欠如などが考えられる」
と分析しているが、前出のように、経路ミスは減らないままだ。市議会では市長や交通局長がたびたびトラブルについて陳謝しているが、市議からは
「民営化の声が高まるのも必然と考えますが、バス事業が公である必要性について伺います」(9月27日・決算審査特別委員会)
との声すらあがっている。