内閣府が2010年12月8日に発表した11月の景気ウオッチャー調査によると、街角景気の現状を示す判断指数は43.6となり、前月に比べて3.4ポイント上昇した。家電エコポイントの半減を前にした駆け込み需要や、冬物衣料の売れ行きが好調だったことが寄与した。
判断指数は4か月ぶりに上昇したが、内閣府は基調判断を「景気は、これまでは緩やかに持ち直してきたが、このところ弱い動きがみられる」に据え置いた。
2~3か月先の先行き判断指数は、0.3ポイント上昇の41.4と、こちらも2か月ぶりの上昇。円高懸念が弱まってきたことから、企業と雇用の指数が上昇した。