漫画規制めぐって「問題発言」続出 お笑い芸人も参戦しての場外乱闘

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石原都知事に「漫画を悪者にするな」

   条例改正案は、2010年6月の都議会でいったん否決されたが、11月30日に開会した議会で再提出された。規制対象を「刑法や条例に違反する性行為を過度に描いた作品」、例えば児童買春や強姦を不当に賛美・誇張する作品と、否決された原案より明確に定めた。12月3日、都のPTA団体が石原慎太郎都知事を訪れ、改正案の成立を要望。石原知事は「日本は野放図になりすぎている」と話し、成立に強い意欲を見せたという。

   そんななか、場外戦を挑んだ意外な人物が現れた。お笑い芸人の有吉弘行さんは12月6日付のツイッターで、石原都知事と思しき人物に宛てて「漫画を悪者にするの止めてください」と呟いたのだが、年齢的に若者の気持ちが分からない人だと言いたかったのか、都知事を揶揄するひと言を加えていたのだ。表現的にはともかく、発言はウケたようでネット上では「さすが有吉」の声も挙がった。

   ネットではどうやら場外乱闘の様相を呈してきたが、改正案は都議会で可決間近とも言われている。ネットだけでなく、賛成派と反対派の衝突がますます過激化することも考えられる。

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