猪瀬副知事「ネトウヨは夕張で雪かきしろ」 漫画規制の取材申し込みに条件

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雪かきに参戦表明した漫画家も出る

   唐突な印象があるが、机上の議論をしていないで、子どもたちに性行為表現の影響が出ている現実を知れとでも言いたかったのか。昼間たかしさんをネトウヨと呼んだとしたら、2ちゃんねるなどで改正案が批判も受けていることを苦々しく思ってのことなのか。

   都の猪瀬副知事室では、「個人のつぶやきですので、本人でないと分かりません。秘書がお答えする話ではないです」と言う。猪瀬直樹事務所に取材すると、本人は外出中とのことだった。

   副知事は、規制反対論には反論しており、2010年3月22日付ブログでは、「言論表現の自由とは別モノ」と主張している。規制は、性交やその類似行為に限定され、「性交を示唆するに止まる表現や、単なる子どもの裸や入浴・シャワーシーンが該当する余地はない」と説明している。

   一方、反対する漫画家らも相次いでおり、「ジキルとハイドと裁判員」などで知られる森田崇さんは、4月4日のブログで、副知事を「語るに落ちたり」と批判した。その中で、「改正案は、レギュレーションを曖昧にし、いくらでも恣意的な取り締まりが可能になった条文だ」と言っている。

   昼間さんのつぶやきに参戦する漫画家も出ている。

   アダルト漫画を手がけている浦嶋嶺至さんは、ツイッターで、自分も雪かきをするとして、副知事はそれなら会うのか秘書に確認の電話をしたことを明らかにした。東京・中野で12月6日夜に開く漫画家の集会にも副知事の来場を呼びかけたが、副知事側からは、雪かきするときに会うとの電話が来たという。

   副知事がどこまで取材などに応じるのかも含め、今後もこの問題の論議は続きそうだ。

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