アサンジ氏「巨大な権力に対抗するための警戒はしている」
ウィキリークスにとって痛手になりそうなのが、募金手段のひとつとして活用されていた電子決済サービス「ペイパル」の利用停止だ。ペイパルは、ウィキリークスへの送金を停止した理由として、アマゾンと同様に「利用規約に違反する」と説明しているが、ウィキリークスは「米国政府の圧力によるものだ」と反発している。
また、創設者のジュリアン・アサンジ氏は、自らに身の危険が迫っているとの認識を示した。2010年12月3日に、英ガーディアン紙の読者からの質問に応じる形で明かしたもので、「身に危険を感じますか?」との質問に対して、
「我々の生命への脅威は、公の記録に残されるべき事柄だが、巨大な権力に対抗する上で必要な程度の、適切な警戒は行っている」
と回答した。