みずほフィナンシャルグループは、持ち分法適用子会社で信販大手のオリエントコーポレーションへの追加支援を決めた。2010年12月3日付の日本経済新聞が報じた。それによると、みずほがオリコから引き受けた優先株式の一部について、普通株式への転換権を放棄する。また、他の投資家が引き受けた優先株式の買い取りも検討する。
普通株式に転換しないことで1株利益の希薄化を避け、オリコの株価を下支えする。これを受けて、同日のオリコの株価(東証第2部)は前日比9円高の70円となった。
オリコは、10年6月の改正貸金業法の完全施行や、12月17日に施行される改正割賦販売法などの影響で、厳しい経営環境にさらされている。みずほグループとの資本・業務提携を強化しながら、再建をめざす。