「受賞を辞退したいと伝えた」と校長
受賞作は盗作なのか日本福祉大学に聞いてみたところ、
「現在調査中であり何らかの形でホームページなどを通じて発表したい」
ということだった。そのため、同校のホームページに掲載していた今回のコンテストの作品や記述などは一時的に閲覧できないようにした。
騒ぎになっている生徒が通う学校に問い合わせたところ、同校の校長は、
「生徒から事情を聞いた中身は明かせないが、今回の受賞を辞退したいと大学側に伝えました」
と話した。
このところ中高生がコンクールなどに応募し入賞した作品が盗作だった、という事件が相次いでいる。10月には秋田市の中学3年生の女子生徒が「第19回詩と思想」の新人賞を取り消された。インターネットの掲示板「プロ詩投稿城」の中の作品をほぼ全文コピーしたという理由だ。この少女はこれまで24作品の入賞歴があるが、「詩と思想」新人賞以外でも3作品に盗作があったとして、受賞の辞退を申し出ている。
また、岩手県では9月、丘美術館が企画したプロポーズの言葉コンテストで最優秀受賞作「俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ」が、人気漫画「鋼の錬金術師」の盗用だったとして、応募した男子中学生の受賞が取り消しになった。