死から2年飯島愛主治医が明かす「精神的に追い詰められていた」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   タレントの飯島愛さん(享年36)が亡くなってからもうすぐ2年を迎える。削除されずに残っている飯島さんのブログには連日のように「今でも忘れられないよ」といったコメントが寄せられていて、その数は6万5000を超えた。そうした中、飯島さんの主治医だった赤枝恒雄さんが「飯島さんは精神的に追い詰められていた」などと死亡直前の様子を初めて明らかにした。

   飯島さんは2008年12月24日、自宅マンションで死亡しているのが発見された。死後1週間程度経過していて遺書はなかった。「トマトジュースのような尿が出る」などと体調不良を訴え07年3月で芸能界を引退したが、死亡する直前にはイベントに出演するなどして、芸能界復帰も噂されていた。死亡原因は「エイズ」「薬物中毒」などが取り沙汰されたが、行政解剖をしても死因は特定できず警視庁は「肺炎」とだけ発表している。

3回も検査したからエイズでは絶対にない

   主治医だった赤枝さんが飯島さんについて語ったのは週刊誌「女性自身」の10年12月14日号。赤枝さんと飯島さんの出会いは2004年で、体調を崩した飯島さんが当時の所属事務所から紹介されたのが始まりだった。08年8月から3ヶ月間、飯島さんが亡くなる1ヵ月前まで、赤枝さんの診療所の2階に住んでいたという。

   今回の「女性自身」の記事は「母と娘で語るエイズ」という6ページに渡る特集だが、赤枝さんはこの中で、「愛ちゃんは死後、エイズを疑われたが私自身が3回も検査したため、エイズでは絶対にない」と語っている。

   それでは死亡の真相は何だったのか。

「不慮の事故だった。死因は睡眠薬の飲み過ぎではなく、私は絶対に、何か突発的な事故だったのだと思っています」

とし、同居していた3ヶ月間を含む飯島さんの死亡に至る様子を語っている。

   まず、普段から睡眠薬を常用し、夜中に赤枝さんが自宅の1階に降りると真っ暗なエレベーターの隅っこで膝を抱えて小さくうずくまっていたことがあった。そして、

「愛ちゃんは『てめぇバカャロウ!』という脅しのような耳鳴りが24時間ずっと聞こえることにも怯えていました。私は神経科を探して紹介したのですが、治してあげられませんでしたね・・・・・」

ということもあった。もっとも、J-CASTニュースが赤枝さんに取材したところ、紹介したのは「精神科」ではなく「心療内科」だったという。

   最後に会ったのは08年12月15日。夜中の1時頃に突然尋ねてきた飯島さんは、3~4時間ずっとベッドの上に座ったままだった。そして朝4~5時頃に「うん、もう大丈夫。大丈夫だから…」と自分に言い聞かせるように帰って行った。

   赤枝さんは

「辛いことがあったんじゃないかなと思います。しかし、私にはどうすることもできませんでした…」

と振り返っている。

姉妹サイト