「政治コメント多ければ日本からのアクセス禁止」
「日本からの皆様へ」という文章で、日本語と中国語両方で書かれている。「bilibiliで動画をご覧になっていただいて光栄でございます」とした上で、「ニコニコ動画のパクリ」と言われていることについては「ニコニコの形式の上で自分のイデアや概念をくわえたのです。我々のシステムはニコニコとかなり違っています」と主張する。
2ちゃんねるで話題になったことで、ビリビリ動画に日本から政治的なコメントが書き込まれた。日本人はそういうことはしないと思っていたため、残念だという。「萌え」文化に国境はないと思っており、よりよい交流の場を作りたいと思っている。もし政治に関するコメントや、侮辱的な言論が多すぎるなら、日本からのアクセスを禁止する予定だと警告し、「日本の友人との萌につく交流を楽しみにしております、お互いに尊重することも両方とも戒めよう以上のメッセジーをいたします(原文ママ)」と結んでいる。
これを受け、2ちゃんねるでは「向こうの運営も大変だな」といったものも少し出てきて若干沈静化。ビリビリ動画の方でも、管理者がコメントにNGワードを設定したのか、政治的な書き込みは余り見られなくなっている。
ITジャーナリストの井上トシユキさんは、
「中国の人も日本の『萌え』が大好きで、ニコニコ動画も結構見られています。荒らしたくなる気持ちも分からなくもないですが、パクられるというのはリスペクトされているということ。オリジナルはこっちなんだから、『この野郎!パクるな!』とけんか腰になるのは器が小さいですよ。著作権無視についても、『CDにコピーガードが付いたように結果としてユーザーが損をしますよ』と兄が弟を諭すように教えてあげればいいんです。そういう交流の仕方もあるのではないでしょうか」
と話している。