2010年11月30日の東京外国為替市場のドル円相場は、1ドル84円台前半で一進一退を繰り返した。午前は、前日に海外市場で1ドル84円台半ばまで円が下がったことを受けて84円25銭~28銭で推移したが、月末で輸出企業による円買いの動きが入ったことから、15時時点で1ドル84円10銭~13銭の水準にある。前日(17時)に比べて28銭のドル高・円安。
一方、同日のユーロ円相場は1円以上の円高となり、一時1ユーロ109円97銭をつけて、約2か月半ぶりに110円台を割り込んだ。15時時点では、1ユーロ110円18銭~21銭で推移している。前日(17時)に比べて1円31銭のユーロ安円高。
ユーロはドルに対しても、1ユーロ1.3100~1.3103ドル(15時時点)と下落した。
欧州連合は11月28日、国際通貨基金(IMF)とともにアイルランドの金融支援を決めたが、海外市場での欧州の信用不安はなおくすぶっている。