10月の完全失業率5.1%に悪化 有効求人倍率は6か月連続で改善

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   総務省が2010年11月30日に発表した10月の労働力調査によると、完全失業率は前月に比べて0.1ポイント上昇して5.1%になった。4か月ぶりに悪化した。

   完全失業者数は334万人で、前年同月に比べて10万人減。5か月連続の減少となった。勤務先の倒産や人員整理などの理由で失業した「勤め先都合」の人は15万人減、「自己都合」は5万人増加した。

   就業者数は6286万人で、15万人増加した。増加は2か月連続。男性は19万人減少、女性は34万人増加した。

   一方、厚生労働省が同日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント上昇の0.56倍となった。6か月連続で改善した。医療・福祉やサービス業、卸売・小売業で求人が増えた。

   都道府県ごとにみると、最高は福井県の0.90倍、最低は沖縄県の0.33倍だった。

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