「福祉の勉強、息子のサポートと余裕ない」
週刊朝日編集部の担当者は、取材に対し、こう断言した。
「今のところ、芸能界復帰は考えていないということですよ。2011年以降のことまではよく分かりませんが、予定はまったく入っていないと聞いています」
その理由については、こう明かしている。
「本人は、まったく余裕がないようですね。大学の通信課程で福祉の勉強をしたり、夫と離婚した後の生活をやりくりしたり、息子さんのサポートもしたりして忙しいようですから」
インタビューは、自叙伝出版に合わせて出したというが、なぜ本を出す気持ちになったかまでは分からないという。タイトルの「贖罪」は、罪を償うのには、きちんとした説明が必要との意味から付けたとしている。
前所属事務所サンミュージックプロダクションの広報担当者は、「うちにはまったく話はなく、初めて聞きました」と明かす。そして、インタビューや自叙伝については、「現状は執行猶予中の身ですので、こうしたことはやるべきではないと思います。復帰についても、今話すことではないでしょう」と否定的だ。
事情に詳しい芸能関係者も、復帰は時期尚早との見方を示す。
「業界の中では、まだみそぎが終わっていないと思います。少なくとも、年内復帰はないでしょう」
とはいえ、酒井さんは、いずれは復帰を目指すのではないかと言う。
「福祉も当座の勉強としてやっているだけで、芸能界しかできる仕事はないはずです。執行猶予が明けてからでは、通用しにくくなるので、まだ許される線として11年夏ごろの復帰になる可能性があります。雑誌や本の反応で様子見をしながら、映画なら復帰しやすいかもしれませんね」