「小学生からモテる事考えてきた」 ロンブー田村淳明かした驚異の落とし術

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   お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(36) が早稲田大学で行った「恋愛講義」が話題になっている。小学生から「いつもモテる事を考えてきた」田村さんが自身の経験を踏まえ、モテるためのノウハウを学生に伝授した。

   「政治・恋愛講座」は同大の森川友義教授も出演し、東京・早稲田大学の大隈講堂で2010年11月15日に開かれた。学生が1000人集まったこの講義は「ユーストリーム」でも流れ、「ツイッター」と連動したためにネットで話題になった。

毎朝6時に起きて坂道でダッシュ30本

   田村さんといえば芸能界きっての「モテ男」。数々の女優やアイドルと浮き名を流し、最近破局が報じられたが、2009年は歌手の安室奈美恵さんとの熱愛が発覚した。付き合った女性の数は500人とも1000人とも言われ、携帯電話には常時1000人の女性のアドレスが記録されているというモテっぷりだ。

   まず、「モテる人とモテない人は何が違うのか」。男子の場合は、好きな人に振り向いてもらえる力がある人がモテる。女子の場合は、興味を持っている男性から告白される力がある人がモテる、と説明した。

「モテるというのは結局、行動力なんです」

   そして、モテたい人はいつもモテる事を考えて行動している、と言い切った。自分の場合は小学校から頑張ってきた、と説明。小学校でモテるのは、頭が良かったり、かけっこが速い男子。だから足を速くするために寒い日も暑い日も毎朝6時に起きて坂道でダッシュを30本。実際に速くなり、目立ったことで女の子から言い寄られるようになった、というのだ。

   中学時代は応援団長や風紀委員をやった。また、面白い人間がモテると分かった後は学級委員を差し置きクラスの司会をやって湧かせた。

   何をすればモテるかは、時代や状況で異なるためその時々のマーケティングが必要だ、とも強調する。野菜ソムリエの資格を取ったのは主婦層に気に入られるためで、ずっと毛嫌いされてきたことを解消し、信頼してもらいたいと思ったという。

「もともと料理が出来るし、野菜に詳しいとなったら、チャラいイメージとギャップが生じる。さらに、自分で畑も持って、これはオレが作ったトマト、キュウリとやったらミステリー、な存在になれたわけです」

   どうやらこの「ギャップ」が重要なキーワードらしい。異性に送るメールもギャップが必要で、「チャラい」イメージのある田村さんは絵文字を一切使わない。真面目で男気があるキャラの人は逆に絵文字を使えばいいという。イメージとのギャップがあれば、ミステリアス感が増す。

「メールで愛を伝えるのは基本的に間違っている。ギャップから『会わないと分かんないじゃない』と相手が思うところまで持って行く」

   お付き合いと告白はその後だそうだ。

靴の片方を脱いでから、女性を追い抜く、そして…

   また、学生からはナンパの極意は、という質問も出た。田村さんは、初めて知り合った者同士がいきなり友達になることは、気持ちが悪く違和感がある、とナンパを否定。そして、

「違和感があるのなら、さらに違和感を増す作業をした方がいい」

とし、森川教授と2人で「コント」をやり始めた。

   実際に田村さんが使ったナンパ術だそうで、綺麗な女性を道で見つけすれ違った際に、後ろからターゲット女性に接近し、靴の片方を脱いでから追い抜く。その時に

「あれ?靴ねえや。あれー、すいません、靴、片方無くなっちゃたんですけど」

と言う。女性に靴を探してもらい、すぐに見つかるため「あのー、お礼に何か…」とお茶に誘うテクニックを披露した。

   その他に、異性と話すときには自信に満ち溢れた声を出した方がいい、とか、男の都合のいい女にならない方法、など様々な恋愛テクニックが語られた。

   最後に田村さんは学生達に対し、「恋愛は人間力強化につながる」と力説した。恋愛をする力があれば人を惹きつけるために自分がどうすればいいのかを考え、その目標に向かって努力するようになるからだ。

「国民一人一人の恋愛力が増すことによって日本の魅力もドンと増し、もっと日本が良くなる」
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