日本銀行の2010年上半期(4~9月期)決算は、経常損益が1588億円の赤字、最終損益が1604億円の赤字となった。円相場がドルやユーロに対して大幅に上昇したことで、海外国債などの外貨建て資産の評価損失が膨らんだのが主因。上期の赤字は2期連続。
資産と負債の状況は、総資産残高は国債と貸出金を中心に前年同期に比べて3.4%増の120兆3317億円。総負債残高は、当座預金と売現先勘定を中心に同3.6%増の117兆8137億円となった。
自己資本比率は、銀行券平残の増加によって7.43%となり、10年3月末の7.47%に比べて低下した。