声優の平野綾さんが自身のツイッターで所属事務所を批判し、波紋を呼んでいる。問題の「つぶやき」があったのは2010年11月17日の夕方だ。
「今私のいるチームには、今まで音楽に関わったことある人や、今まで出した私の曲を知っていたり、出演したアニメの作品を知っているスタッフが一人もいないの」
「無理矢理な方向転換」
さらに「それが今一番の悩み。私が積み重ねてきた今までを、全て否定されている」と打ち明けている。
平野さんは子役としての活動を経て01年に声優デビューし、そのルックスからアイドル声優として人気を集めている。最近ではフジテレビ系「ピカルの定理」のレギュラーをはじめ、テレビのバラエティー番組への出演も目立つようになり、その活躍はアニメの声優という枠から飛び抜けているように見える。
平野さんによれば、この「急な方向転換」は事務所によって「無理矢理」行われたもので、「声優として本格的に活動しだしてから、自分でつかみ取ってきた五年間は何だったんだと本気で思う」としている。
さらに平野さんは、「一番嫌なのは、ファンのみんなを動揺させてること」と声優として活躍する自身のファンを気遣う。「私をどんな方向性に持って行きたいのか提示しないでふらふらしていることで、みんなに失礼な態度を取ってるのが一番許せない」。
テレビ出演がイヤなわけではない。「13 年間今の事務所なのは、声優をやりながらもいずれ仕事の幅を広げて舞台やテレビに出れたらという思いがあったからですし、声優が声優しかしちゃいけないとは思っていないからです」とも語っている。