大晦日「第61回NHK紅白歌合戦」に韓国の大人気女性ユニット「KARA」の出演が決まった、とスポーツ紙が大々的に報じたが、韓国の有力紙「中央日報」はこの報道を「誤報」と切り捨てた。
「KARA紅白決定!!」と打ったのは2010年11月16日付けの「東京スポーツ」。「KARA」は日本での成功が夢で、新曲のプロモーションも韓国より日本を優先させてきた。
韓国でも「KARA」が出るのか話題に
10年8月に出した日本デビュー曲はオリコンチャート総合5位に入りその後も快進撃を続けている。年末は韓国の音楽番組に出る予定だったが、念願の大イベント「紅白」の出場依頼が来たため承諾した、などと書いている。
これに対し「中央日報」は10年11月16日付けの電子版で、「東スポ」の記事が誤報であることがわかった、と報じた。「東スポ」の記事が韓国のネットユーザーの間でも話題になっていたため、「KARA」の所属事務所に問い合わせたところ、
「まだ日本所属事務所からいかなる連絡も受けていない」
という回答が来たからだという。
出す曲全てがオリコンチャートの上位
今年の日本では「少女時代」「KARA」「BIGBANG」「超新星」などのグループを筆頭に「K-POP」旋風が吹き荒れている。「少女時代」「KARA」は出す曲全てがオリコンチャートの上位に入り、イベントを開催すると2万人以上のファンが詰めかけるという騒ぎになった。歌番組だけでなくバラエティー番組にも引っ張りだこで、「KARA」の11月のスケジュールはテレビで顔を見ない日は無いほどの忙しさだ。
NHKが10年8月25日夜のニュース番組でトップに報じたのが、民主党代表選や円高問題ではなく「少女時代」の来日だった。それだけに、「紅白」に「少女時代」「KARA」が出ても全くおかしくないというより、かなり有力といっていい。
NHKは出場歌手を発表する直前まで、所属事務所などに伝えることはない。中央日報は出場しないとも限らないとし、
「日本で活躍中のKARAと少女時代がこの舞台に立つかどうか、ファンの関心が集まっている」
と記事を結んでいる。