ヤクルト本社は、乳酸菌飲料「ヤクルト」容器の商標登録が認められたことを、2010年11月16日明らかにした。
同社は97年に登録を出願したが、当時の特許庁は容器の立体商標にはロゴが必要だとして、容器そのものの登録を却下。その後、コカ・コーラのロゴ抜き瓶が08年に登録を認められたのを機に再出願したがここでも認められず、知財高裁に提訴していた。判決では「長年の使用により、容器の形状だけでも十分な識別力を獲得しており、登録されるべきである」との同社の主張が認められた。
現在の「ヤクルト」プラスチック容器はガラス瓶容器の代替として68年に登場。容器デザインは、インテリア・デザイナーの剣持勇氏が担当した。「ヤクルト」は現在、日本国内で毎日300万本以上飲まれている。