慶大の三田祭前夜祭であったAKB48のライブ中に、下ネタなどの下品な言葉がメンバーに浴びせられたと、ネット上で波紋を呼んでいる。同大学では、「ウェブ上の書き込みは把握していますが、学生などから当日どんな発言があったかは確認していません」としている。
2ちゃんねるなどネット上の書き込みを見ると、悪酔いしたとしか思えない下品な言葉のオンパレードだ。
メンバーに「生大好き」と言わせる
慶大・日吉キャンパス内の三田祭前夜祭で2010年11月13日夕にあったAKB48のライブ。確認できたわけではないが、主に前列から、「エッチして~」「整形かわいい」といった言葉が浴びせられたと、2ちゃんのスレッドなどに挙げられている。前列には、団体で席を取っていた慶大サークルのメンバーが多かったという。
ライブに参加した文学部の3年生男子学生は、こう言う。
「自分は、2階席の最後列にいたので気づきませんでしたが、騒ぎはネット上で知りました。しかし、客の名前を呼んだ後に『大好き』とメンバーに言わせる企画では、板野友美さんに、名前を『生』と呼ばせるやつがいました。その意味に気づいた人もいて、客席がザワザワしましたね。進行役の峯岸みなみさんが『そんなこと言わせるなら、止めちゃうよ』と言ったので、客席から『えっー』という声が上がりました。そしたら、ライブを続けようという流れになりましたが…」
参加者のマナーは悪かったらしく、アンコールのときなどに、サイリウムという発光ライトを投げる人がかなりいたという。この学生は、「軽いものなのでけが人はいなかったようですが、良識には欠けますね」とあきれた様子だった。
実際、メンバーの松井咲子さん(19)はライブ後、ファンへの携帯メールで、変な発言をせず、マナーを守ってほしいと呼びかけていた。
大ブレークしているAKBとあってか、ライブのチケット販売段階から騒ぎがあったようだ。