2010年10月の投資信託概況によると、同月の投資信託の設定額の総合計は4兆9782億円だった。解約額は4兆5279億円、償還額415億円で、差し引き4087億円の資金純増となった。投資信託協会が11月12日公表した。
資金流入は19か月連続。ただ、資産純増額は前月末に比べて6962億円減少し、10月末で61兆8726億円だった。円相場が1ドル80円台まで上昇したことで、海外資産で運用する投信の残高が目減りした。
このうち、株式投信は設定額が1兆9872億円で、前月に比べて2766億円減。これに対して解約は2085億円増えて1兆6635億円だった。償還額は415億円で、差し引き2822億円の資金純増となった。10月末の純資産額総額は51兆75億円。
公社債投信の設定額は2兆9910億円で、前月比612億円増えた。解約も同775億円増の2兆8223億円。償還額は0円で、差し引き1265億円の資金純増となった。10月末の純資産総額は1260億円増加の10兆8652億円だった。