故手塚治虫さんは日本マンガ界の漫画の巨匠であり、日本アニメ界の父として知られるが、そんな手塚さんの作品をアキバ化させる「手塚治虫アキバ化」計画なるものが進んでいるという。手塚プロダクションはこの冬の「コミックマーケット(コミケ)」に初出店する。いったい手塚作品に何が起こっているのか。
「コミックマーケット」への出店について手塚プロダクションは、
「手塚本人は生涯現役を公言していて、ぽっと出の新人に対してさえライバル心を持つような人だった。盛大な盛り上がりを見せているコミケを知れば、本人が生きていたとすれば出店する、と言っていたのではないか」
と打ち明ける。
クリエイターが元作品から「アキバ要素を抽出」
出店販売の核となるのが「手塚治虫アキバ化」計画。手塚プロは作品から「アキバ要素を抽出」することを目的に、「涼宮ハルヒの憂鬱」のいとうのいぢさん、「初音ミク」のKEIさん、「マクロス」の美樹本晴彦さんなど10数人のクリエイターに声を掛けた。
クリエイターは手塚作品のキャラクターを元に「萌え」要素の強い作品を発表。2010年9月から東京アニメセンターを皮切りに公開しており、10年11月22日までは東京新宿「マルイワン」で展示していて順次全国に広げる計画だ。また、これらの作品をプリントするなどしたバックやステーショナリー、パソコン周辺グッズなども発売している。