日テレの「朝の顔」羽鳥アナ 退職の背景に「新賃金制度」?

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   これまでも「フリー転身」説がささやかれていた日本テレビの羽鳥慎一アナウンサー(39)の退社が、いよいよ確定的になったようだ。だが、羽鳥アナは、7年以上にわたって同局の「朝の顔」を務めている。そんな羽鳥アナが転身を決意した背景には何があったのか。

   スポーツ紙各紙が2010年11月10日に報じたところによると、羽鳥アナが11年3月いっぱいで退社して、フリーアナウンサーとして活動することになったという(日本テレビは各社に対して「聞いていない」と否定)。中には、お昼のワイドショー「ミヤネ屋」の司会を務めるフリーの宮根誠司アナウンサー(47)が、10年4月に東京に進出した際に設立された事務所「テイクオフ」に所属する可能性が高いと報じている社もある。

「好きなアナウンサーランキング」で1位になったことも

   羽鳥アナは1994年に早大を卒業し日本テレビに入社。2003年2月から朝の情報番組「ズームイン!!SUPER」に司会を務めている。06年には、女性誌「an・an」の「好きなアナウンサーランキング」で1位に選ばれている。

   いわば、「局の朝の顔」とも言える存在だが、なぜこの時期に、フリー転身を決意したのか。これまでの報道によると、大きく2つの理由がささやかれているようだ。

   ひとつが、待遇面だ。日本テレビでは、会社側が人件費の抑制を目的に導入を目指している新賃金制度をめぐって、労組側が猛反発。すでに、3度もストが行われている。同社の有価証券報告書によると、10年3月末時点での従業員の平均年齢は40.7歳で、平均年収は1262万円。羽鳥アナの年収も同程度だとみられるが、新制度が導入された際には、900~800万円にまで減少する可能性がある。一方、フリーに転身した際は、年収が数千万円にまでふくれあがる可能性もある。このため、「脱出」するには丁度良いタイミング、という訳だ。

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