本部長の指示でユーチューブの公式チャンネル開設
5管本部の総務課によると、ユーチューブの公式チャンネルは、総務課広報地域連携室という部署が担当。一般の人に海保の業務を理解してもらうには、動画が分かりやすいと判断した。5管本部では、09年7月に新しい本部長が着任。新しいものに積極的な本部長なのだそうで、ネット含め、使えるものは積極的に使って広報活動をしていくようにと指示があったという。
他の管区でも動画配信をしているが、ユーチューブの公式チャンネルは海保初だとしている。
総務課の担当者によると、公式チャンネルのパスワードは、広報地域連携室の5人しか知らず、供述した職員とも「全く関係ありません」ということだった。
「海上保安庁は、海上で消防や警察の役割を担っています。イベントで行われた逃走船捕捉訓練も、海保の仕事の一つとして一般の方々に理解してもらうために公開しました。9日の公開はある意味微妙なタイミングになってしまいましたが、今後もユーチューブでの広報を続けていく予定です」
5管本部には、職員供述の第一報が出た10日昼から電話が殺到。職員を「処分しないで」という声が老若男女問わず、幅広い層から多数寄せられているという。