「登山学校」参加者の6割が女性
前出のICI石井スポーツは、2010年夏から「登山学校」を開校。「昔のような、山岳部の出身者が減っているなかで、より安全に、より快適に登山を楽しんでもらうための講習会です」と話す。参加者の6割が女性で、1回の講習会に平均30人弱が集まる。
富士登山を目標に置いている「山ガール」は少なくないが、まずは無理しないで、日帰りで気軽に楽しめる山々を登るところから始めている女性は少なくない。
富士山のお膝元、山梨県富士吉田市は「若い女性はファッショナブルで目立ちますし、増えているという印象はあります。登山には万全の態勢でやって来るので(事故など)あまり心配していません」(富士山課)と話している。
ちなみに、今シーズン(2010年7月1日~8月31日)に富士山に登った人は25万9658人で、1981年に吉田口登山道の6合目安全指導センターが統計を取り始めてから、過去最高を記録した。