面白いキャラが受けただけ?
これについて、ニコニコ動画を運営するドワンゴでは、NGワードの影響や、具体的に何があるのか、また、いくつあるのかも答えられないという。
その理由については、根拠について際限なく疑問が出たり、コメント欄が荒らされたりするのを防ぐためだとしている。
ただ、NGワードは、個人情報や性的な表現で公序良俗に反するもの、差別用語などに限っていると説明した。
小沢一郎氏が出演する番組は、人気があるといい、今回も18万5000人が生放送で視聴したという。質問を含めてコメントは、12万件近くになっている。
もっとも、ヤフーのコメント欄や2ちゃんでは、小沢氏に批判的な書き込みもかなり多い。これらのユーザーに、社会経験豊富な中高年の世代が多い一方、ニコ動のユーザーは10~20代の若者が中心になっていることなどが小沢人気に関係していないのか。
ITジャーナリストの井上トシユキさんは、次のように話す。
「世代的な偏りが原因かは、必ずしも明らかではありません。しかし、若い人たちは、元首相の麻生太郎さんが漫画好きなのを知って親近感を持ったように、面白いキャラを求める傾向があります。小沢さんは、尖閣の事件で、『私なら中国人船長を釈放しない』とアピールしたように、いわば悪役的なものを含めて若者に受けたのではないでしょうか。つまり、ネット上で単に話題になっているだけで、本当の人気だとは言えないということです」