「女装して祭」「墓前でロケット花火」 田舎の「アンビリーバボー」風習

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咳止めのためナメクジ食う?

   葬儀関連では、「奈良県では土葬が行われている」。奈良市保健所によれば、山間部では現在も土葬が行われている。市職員は、

「火葬も増えていますけど、お年寄りは『死んでから焼かれて苦しい思いをしたくない』と思うようです」

と話す。墓地は集落からも、川からも離れたところにあり、雨で遺体が流れ出す心配はないという。ちなみに、鹿児島県与論島では、土葬した遺体を3~5年後に掘り起こし、洗い清めて墓に戻す儀式「洗骨」が現在でも行われている。

   「青森では盆の墓参りに墓前で花火をする」という書き込みもある。青森県全域ではなく、大間町などの一部地域の風習。大間町役場によれば、明治の中頃にはすでに行われていたらしく、当時は線香花火などが使われていた。現在では普通の手持ち花火だけでなく、1メートルほど火が噴き出すドラゴン花火やロケット花火なども使われる。かなり変わっているが、職員は「迎え火のかわりとして行われるようになったのでは」と推測している。

   また今回特に注目を集めたのが「咳が止まらないからという理由でナメクジ食う年寄りがいる」。島根県には、ナメクジを食用油に漬けた「ナメクジ油」という塗り薬が虫さされに効くとして戦前から伝承されている。漢方薬の古い文献にもナメクジが咳止め薬の原料として出てくるというが、さすがに生のまま食す風習があるかどうかは謎だ。

   これら風習の書き込みをまとめたブログも登場し、「千葉の某所だけど俺の田舎はまだ土葬」「想像できない」「地元だけどそんな風習聞いたことない」といった反応が寄せられている。

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