「ビジョン伝わってこない」の声も
「テレビ的」にはどうなのだろうか。テレビ・コラムニストの今井舞さんの見方はこうだ。
「テレビ映えする容姿や(元首相の)ジュニアだという立ち位置など、自分のことを良く分かった上で自身を演出している感じがする。口もうまい」
演出といっても緻密に計算した上で、ではなく「それまでの経験で成功した反応を感覚的に蓄積して意のままに振る舞い」、それが良い方向に回っているようだ。
もっとも、「よくテレビに映っている割にはいまだにどんなビジョンを持っているのかは、さっぱり伝わってこない」と厳しい見方も示す。
先の政治評論家、杉浦さんも「今(進次郎議員が)目立つのは、自民党若手にほかに人材がいないからだ」と指摘する。「民主の中堅・若手は、勉強している議員も多く層が厚いために目立てない部分もある」として、「仮に(進次郎議員が)民主へ移った場合、どこまで通用するか」と、「中身」に注文をつけている。